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MacでのエディタをPhpStormにした件

MacでのエディタをPhpStormにした件

2013.1.6

Macはエディタに関しては、「これだ!」というものがなく、「エディタ難民」になっている方も多いかと思います。私もそうです。
Coda2」とか、「Sublime Text 2」とか、いろいろ触ってみるものの、なんかグッときませんでした。

PhpStorm」は、個人的にしっくり来たので、レジストして使っています。こういう所がいいな、と思った点をメモ。

1.基本はプロジェクトを設定して使う

PhpStormは、基本的に対象となるフォルダ単位で「プロジェクト」として設定して使うことを想定しています。AptanaとかEclipseも同様の使い方をするのでしょうね。
いきなりエディタで開いて…も出来ないことはありませんが、プロジェクト設定しておくことで便利になります。

2.コード補完が強力

とにかくコード補完が強力です。他のエディタもそこそこ補完はしてくれますがPhpStormほどではない、という印象です。

htmlにはZencodingも標準で搭載されています。(タブキーで発動)、CSSなども、候補となるプロパティを素早く出してくれます。

上記でプロジェクト設定をすることで、htmlで読み込ませたCSSのクラス名なども選択候補として抽出してくれます。

MacでのエディタをPhpStormにした件

3.デフォルト設定で快適に使える

インストール直後のデフォルト設定でも、快適に使えるようにチューニングされています。

4.一方でカスタマイズもとても細かく、そして柔軟にできる

普通に使う分には、そのままでもいいと思いますが、一方で、より細かい挙動を設定することもできる柔軟さを持っています。
ソフトは英語なのでとっつきにくいかもしれませんが、以下の記事を見て自分なりに細かくチューニングすることもできます。

また、設定情報はファイル書き出し/読み込みができるので、再インストールの度に設定し直す手間はありません。

5.GoogleChromeのプラグインを入れれば、修正内容を即座にブラウザで確認できる

GoogleChromeをお使いの方であれば、開発元が用意しているプラグインを入れることで、PHPなどの修正結果を即座にブラウザへ反映できる「JetBrains Chrome Extension」が用意されています。

6.Live Templatesと呼ばれるスニペット機能が強力!

PhpStormには「Live Templates」と呼ばれるスニペット機能が用意されていますが、これがまた強力です。

発動のためのキーワードの設定はもちろんの事、部分的に変更したい箇所をTabで移動したり、その際の選択肢を自分で設定することもできます。詳しい操作方法はこちらがわかりやすいです。

デメリット

どんなソフトも良い点ばかりではありません。PhpStormにもデメリット的な部分はあります。

有償かつ、価格が高い
99ドルと高めですが、個人的には元は十分とれると思います。
UIが英語である
メニューなど全てが英語なので、取っつきづらさはあるかもしれません。でも私は英語が苦手ですが、なんとかなっています。ちなみに、入力に関しては、日本語は全く問題なく使えますよ。
コード補完が強力なのはPHP、HTML、CSS、Javascriptが主
PhpStormの強力なコード補完に対応しているのはPHP、HTML、CSS、Javascriptなどです。RubyやPythonは非対応です。
その代わり、Pythonは「[PyCharm](http://www.jetbrains.com/pycharm/)」が、Rubyには「[RubyMine](http://www.jetbrains.com/ruby/)」が用意されているので、そちらの言語を使いたい場合は別に購入する必要があります。
最初の起動が遅い
いろいろな機能を読み込むためではありますが、最初の起動が少しだけ待たされます。ただ、一度起動してしまえば、後は気にならない速度で動作します。

最後に

個人的にはPhpStormはおすすめです。30日間の体験版も用意されているので、ぜひ使ってみてください。

参考